インタビュー記事VOL2.仕事も家族も、自分の足で立つということ ~後半篇~キャリア・マム代表 堤香苗様

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アナウンサーから母になったときの自身の体験から、自分らしく生きる楽しさを自分らしい働き方で叶えてほしいとの思いから興した株)キャリア・マム。口コミやマーケティングなど、持ち前の行動力とアンテナで徹底的に主婦の目線に立った問題解決能力が社会に革命を起こす。

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子供は一番認めてもらいたい、私自身の生き方のリトマス試験紙

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■「自立」ということに尽きるのですね。堤さんにとっての家族・ステップファミリーとは?

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はい、経済的にも精神的にも自立せざるを得なかったですね。依存はお互いに不幸だし、夫に対し価値観の違いを注意する時間ももったいないし、よい結果にならないのだったらと手放しました。

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精神的な自立の面では、私はまあお酒も飲まないですし・・・・あっ、後悔しているのはボーイフレンドもいない(笑)本来の私は、尽くしてあげることが好きなので、何か、可愛がってくれるor愛して褒めてくれるものがないのはちょっとしんどかったりありますよね。その代わりに得たのが息子たちなのかな。神様がギフトしてくれた。二人の子供が支えなんですね。

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私にとっての家族ですか?努力して、それぞれの幸せと価値観を尊重し続けていく関係性。一番認めてもらいたい、私自身の生き方のリトマス試験紙です。

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子どもたちから教えてもらえることはたくさんあります。ㅤㅤㅤㅤㅤㅤ

 

 

従来の家族論に縛られず自分の足で立つ努力を

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真言宗かなんかの「独生独死 独去独来(どくしょうどくし どっこどくらい)という用語があります。人は一人で生まれて一人で死ぬという意味ですね。

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他人と、家族をいろいろな形で皆つくるわけですが、幸せな形は、現在は事実婚だったり特別養子縁組だったり、いろいろあると思います。自分のお腹で生んだ子供でも相性はあるものだし、他人が産んだ子ならなおさらです。

ただ子供は自分で家族を選べない存在なので、大人・子供という役割で考えます。大人は守るべき存在・子供は守ってもらうべき存在として考え、子供として尊重していけば大人としてどうあるべきか?が見えてきます。

 

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本来の大人は、自分の足で立つものなので、血の繋がりとか、従来の家族論に縛られなくていいと思います。両足でそこに立っていればいいのでそのための努力をしたほうがいいですね。

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まず自分の中で一番大事にしたいものは何かと?壊れそうになったときに、ぞれぞれに自分の人生なので、いつでも選択ができるような自分をもっておくこと。

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もし今シンママやステップママで新しい人生を考えている方がいましたら、心身ともに健康であることを保てない状況下であるとしたら、そこと戦わないで逃げるべきだとも思いますね。例えば母親と息子で、共依存のような関係性になってしまう方もいるので。子供の視点で考えることができることが大事だと思います。

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ひとり親家庭の支援で自立する女性の転機を支援したい

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■多摩センターにある本社には、併設で平成26年に「おしごとカフェ キャリアマム」を設立。引き続き同30年には、本社併設の商業施設に「コワーキングCoCoプレイス」を開所し働くママに寄り添った保育室との連携やワークショップなどのサービスが好評です。さらに今、ひとり親の方への支援ということで東京都ひとり親家庭等在宅就業推進事業委託を手掛けている堤さん。東京都ひとり親在宅ワークで「年間10万円UP」を目標にしているそうですね。

いったん結婚して家庭に入った主婦が、スキルトレーニングなどをしてパソコン、インターネットを活用した在宅就労ができるようになれば、自分の望む時間に家族のそばで仕事ができます。その人が少しでもその人らしく、家族も自分の生き方も大切にして、かつ収入が少しでも安定して向上して一息余裕がつけるようになることを応援するのが事業ではないか?と思うのです。今困っているひとり親の主婦たちに、就職支援や新しい家族をつくること、治療支援など、人生のすべてを応援したいです。

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よく相談で「扶養内で起業したい」という方がいらっしゃるのですが、事業を始めるのに自分で成長にストッパーをかけるなんて正直意味がわかりません。私は「納税」と「雇用」をしてはじめて「事業主」と言えると思っています。「小さく産んで大きく育てる」のは大賛成ですが、ずっと誰かに寄りかかる生き方は、ちょっと考え直してみてもいいんじゃないでしょうか。仕事と家族とどちらも自分らしく働きたい女性と社会を繋いでいくのが理念でもあります。

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「稼げるスキルを磨き上げる」ということは、とても大切だと思います。扶養者控除だけで死ぬまで生きていくのは圧倒的に金額が足りないので、生涯年収で考えることです。考えてみて下さい。それらを潤沢に積むためにはまずは大前提として、自分の身体と心が健康あること。正しい判断をするためにも大前提です。

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悔しくても人に頭を下げたり、養育費についても正しく学んでいくことが必要です。

その次に、物理的なこと(時間・地域・環境など)を選べるように、順次スキルアップしていけばいいですね。今は、都や行政など公的なサービスも充実していますし。辛いときは吐露できる先や仲間、グループやコミュニティを持つことも大事です。

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多様化する現代、柔軟にできる限りのことを一つずつ、まずは一歩踏み出すことからですね。

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そのプロセスの中で、だんだん自分だけの、「心の中の家族」が出来上がっていくのですね。

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堤さん、ありがとうございました。

 

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株式会社 キャリア・マム

〒206-0033 東京都多摩市落合1-46-1 ココリア多摩センター5階
TEL:042 (389) 0220 / FAX :042 (389) 0230
(会員向け)http://www.c-mam.co.jp/
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(取材・文 嘉川 ひろみ)

 

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