インタビュー記事VOL2.仕事も家族も、自分の足で立つということ ~前半篇~キャリア・マム代表 堤香苗様

目次

 

堤 香苗様(56歳)

(株)キャリア・マム代表ㅤㅤㅤㅤㅤㅤ

家族構成

夫・会社経営(56歳)

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長男(27歳)次男(17歳)

 

 

大学在学中からフリーアナウンサーとして活動を始められた堤さん。仕事と家族のどちらも大切に自分らしくたい女性を社会とつなぐを理念に(株)キャリア・マムを設立され、代表取締役として25年。ㅤ「女性のキャリアアップ」などのテーマで講演多数。女性起業家大賞などの受賞歴も豊富。コロナ禍で再注目されているテレワークの第一人者でもあられます。屈託のないチャーミングな表裏のない笑顔にファンの多い堤さんもステップファミリーです。

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■どのようにしてステップファミリーになったのでしょうか?

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堤さん:最初の結婚は25歳のとき。29歳で長男を出産。その後堤さんは「子供がいるというだけで制限され面接にいっても風当たりが強い」「何もできないと社会からはじき出される」同じ境遇の女性たちと育児サークルPAOを31歳で立ち上げ、1年後の1997年に有限会社に。それから数年後には株式会社化しましたが、パートナーとの価値観のズレから35歳で離婚しました。二回目の結婚は38歳。すぐに子供を授かりました。二人の男の子はパパ違い兄弟です 。いわゆるデキ婚ってやつですね。

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■ステップファミリーとなり最も苦労した点はなんでしょう?

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堤さん:現在の夫は、普通の会社員なんですが、元々堅い大企業に勤めていたし、お姑さんもパートで舅を支えてきたので、家の事は妻がやって当たり前、という感じでしたね。逆に、前の夫と一緒に有限会社を作ったので、私が株式会社を作るため独立した後も、こちらは現在もその有限会社の社長になっています。パートナーとして尊重しています。ただ子どもたち二人に色々気遣わせてしまっているのが申し訳ないと思うことがありましたね。やっぱり、夫からすれば自分の息子が生まれるまでは子供好きというアピールがあったのですが、念願の自分の息子ができたら、傍目からも差があって、なかなかに気が詰まることはありました。かなり物を壊すような喧嘩や言い合いもありましたよ(笑)。

 

新居に引っ越しをするときに、お姑さんが手伝いにきてくれて、誰と食事をするか、という話になったときに、今思えばどうでもいい話なのですが、夫と言い争いになりました。彼の常識と私の常識がずれたんですね。結局、姑が気をつかって食事の予定は流れたのですが、夫は逆上。両方の子どもを大事にしてくれないなら、私は今すぐ別れる、と言ったようなすったもんだがありました。結局、次男が取りなす形で、私は家に戻ったのですけどね。

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子どもの言葉をきっかけに見えてきた自分なりの定義と目標

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■お姑さんや長男であるご主人の家の、ルールあるあるですよね(笑)どのようにして乗り越え今に至りましたか?

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堤さん:はい。お姑さんは私とは合う方でしたが、この日はお姑さんは気を遣って独りで帰ってしまったんですね。このときはもう夫に対し終わりにしようと思いましたね(笑)。ママが心配でついてきた次男はまだ7歳でした。夫はこのときはじめて謝ってきたんですね。「パパも反省している、許すなら今日しかない。あの謝られないパパが謝ってきたんだから許すのはママの番だよ。」と言ってきたんです。それで一見落着しました。子供の言うことは理に適っていますよね。「ごめんなさい」と謝られたら幼稚園児でも「いいよ」って言いますよね(笑)

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私は聖人君主ではないので「許せない」って思うこともありますが、「絶対許さない」は、苦しくなるなって思います。四の五のいったり、白黒はっきりさせようと正しいか悪いか、でジャッジすると、選択を誤ると思います。

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あとは、夫婦一緒になったときに、これは会社もそうなんですが、「こうなったらやめよう」って定義しちゃうと、それ以外のことって耐えられるじゃないですか。

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さすがに15年以上を越えてきて、自分の中でこれは諦めようというポイントと、自分の経済基盤があるので、夫の定年までに自分の城を買う、事を目標に頑張って働いています(笑)子供たちも、それぞれに独立できるように頑張っていますね。

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パートナーに期待をせずに、自分の子供の経済は自分で出すと決意

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■ずっと続けてきた行動や心がけは何でしょうか?

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壊れそうになったときに、それぞれに、自分の人生なので、いつでも選択ができるように自分をもっておくこと。ズバリ金銭的に自立するということです。自分自身の経験から、自分の子供の経済はそれぞれの親が自分でもつのがいいと思ったんです。自分の子どもたちの学費などは、自分が出す。多大に期待しない。腹がたつだけだから(笑)

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97年から有限会社、2000年から株式会社をスタートしてから、25年会社トップとして子育ても仕事も諦めずに、第一線で動き続けています。現在は社員45名年商5億の㈱キャリア・マムで、雇用されずに働くを「在宅ワーク」という形で応援しています。自立してよかったことは経済的な余裕が出来た事と、長男の大学進学費用全てが、私のお金でやってやれた事です。一浪して国立合格だったから、全体では400万程でしょうか。マンションは現在夫と共有名義でもっています。正直、マンションは夫の方が、持ち分が多く、また夫の貯金が大きな財源なので。このお金はもちろん私の働いたお金ですが。それがあることは、私にとっての唯一の救いです。

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フロントランナーとして走り続け、いち早くインターネットに目をつけ、ネットというバーチャルな空間の中で繋がる場所を作った。気づけば主婦会員数は10万人に。

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堤さんを変えた原動力はなんでしょうか?

後半へ続く